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百貨店シリーズ 第6回です。
待っていてくださった方、遅くなってしまってすみませんでした。
ゾロがサンジを観察?しています(笑)。
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『True face 2』 *GL Department store シリーズ Vol.6
結局、デパートから駅の反対側にある待ち合わせの店に着くまでに、二人がデパートの従業員通用口を出てから30分ほどかかった。
ゾロ一人だったならそれくらいかかっても普通だとナミにもウソップにも納得されて終わりだっただろうが、今日はサンジが一緒だったために二人には不審そうに首を傾げられる始末だ。
「遅かったのね」と言うナミに、サンジは「ごめんね」と調子よく笑っているが、隣のゾロは苦虫を噛み潰したような不機嫌な顔を隠そうともしていない。
「お店、わかりにくかった?」
「いやぁ、とんでもない。ナミさんがくれた地図ですぐにわかりましたよ。ありがとう。」
「・・・・・にしても時間かかったんじゃない?」
デパートを出るときに連絡を入れていたからナミの疑問もわかる。
ゆっくり歩いても10分とかからないような距離なのだ。
「ごめんね、お待たせしちゃって。」
「ううん、それはいいのよ。先に飲んでたし。」
確かにデパートを出るときにナミに電話をしたサンジは、その電話口で「先に飲んでてください」と言っていた。
そして当然のように、先に店に着いていたナミとウソップは飲み始めていたようだけれども。
「あ、お前たち何飲むよ?」
そんなナミとサンジのやり取りを脇で聞いていたウソップが、後から到着した二人へとドリンクメニューを差し出してくる。
ナミとウソップは既に生ビールのジョッキを半分ほど空けているところだ。
「あー、じゃあとりあえず俺も生かな。お前は?」
「・・・・・・・・・生でいい。」
「おう。」
サンジがゾロの分の注文も聞き取って店員に声をかけている。
なぜか仕切られている。その自覚はゾロにもちゃんとあった。
この店につくまでの道中(というほどの道のりではもちろんない)でも、会話も歩くペースすらも完全にサンジに主導権を握られていたように思う。
サンジが頭の回転が速いタイプなのだろうということは、たった二日間の知己であっても十二分に理解できていた。
しかし、そんなゾロにとってもこの居酒屋に着くまでの30分の道のりは理解しがたいものだったのだ。
というよりも、すでにこの店まで30分かかったこと事態が異常としか言いようが無いのだが、それは「天才的な迷子のプロ」(ウソップ談)のゾロからすれば時間が問題なのではない。
その迷子のプロであるゾロにとっても、職場であるデパートを出てからこの店に到着するまでの間のサンジの行動は謎というしかないものだった。
注文した生ビールがさほど待たずに4人の陣取った小上がりの席へと運ばれてくる。
ジョッキが置かれるのを待って、ウソップが場を仕切りなおすかのように、乾杯の音頭を取った。
お疲れ様、と互いの一日をねぎらいあいながらジョッキを合わせる。
こういう場での習い性としか言いようの無い乾杯をしながら、ゾロは隣に座った金髪をちらりと視界の隅に映した。
職場であるGL百貨店の職員通用口を連れ立って通り抜けたのは今から30分ほど前のことだった。
コックコートを脱いだサンジは薄い青色のワイシャツに、綿なのか麻なのか見た目だけでは分からない細かい織りの濃グレーの生地で仕立てられたスーツを着ていた。
青灰色のネクタイまできちんとしめて、いくらかカジュアルな色あわせではあるものの、まるで会社帰りのサラリーマンといった風だ。
確かにGL百貨店では、たとえ職種によっては制服が用意されていて店内の更衣室で着替えることになるとしても、通勤時の私服についてある程度気を使うようにという通達が出ている。
いわく、「社会人として常識の範囲内でおかしくないと思われる服装」をして通勤するようにというようなゆるいものだが。
だから、職場であるカフェではコックコートに着替えるサンジが、通勤のときの服装としてスーツを着ていてもおかしくない。どころかあのデパートで働くものの手本にでもなれそうな姿勢ではある。
しかし、そのサンジの格好を見たところでゾロに何の感慨が沸くわけもない。もともとがファッションになどとことん興味のないゾロだ。
今現在、仕事で服飾を扱っているとは言っても、それはたまたま就職先で配属が婦人服になってしまったというだけであって、自分の着るものにでさえほとんど好みだとかこだわりだとかがないゾロにとって、そのサンジのスーツ姿は特に何かを思わせるというほどのものでもなかった。 ただ、カフェのいるときとはかなり雰囲気が変わるものだな、と思った。
そして、白いコックコートを着ているほうがしっくりくるように感じた、それがサンジのその格好に対するゾロの感想の全てだ。
だが、他人にとってはそうではないらしいということにゾロが気が付くまで、そう長い時間はかからなかった。
デパートを出てから、サンジは駅に向かって歩き出しながら胸ポケットからナミに渡されていた地図を取り出してちょっとの間眺めた。
そしてすぐにまたポケットにしまう。
迷いのない足取りで駅のコンコースを抜けてデパートとは反対側の駅前繁華街へと向かう。
ゾロといえば、無言でその横に並んで歩くだけだ。
一瞬地図を眺めただけで大丈夫かと失礼にも不安に思いつつ、サンジの歩調に合わせて雑踏を通り抜けていく。
駅前の繁華街には飲み屋の類も多い。
チェーン店の居酒屋などの前では呼び込みのような声を張り上げている者の姿もたくさんある。
ゾロもサンジも行き先は決まっているから、もちろんそんな声に足を止める理由はないのだったが。
「あ、お兄さんたち!うちで飲んでいきませんか?!」
不意に脇から声をかけられる。まだ若い女性だ。女の子、というほうがしっくり来るような年だろう。大学生のアルバイトと言ったところか。
見るからに会社帰りという風情の二人連れが歩いていれば、それは声のひとつも掛けてくるだろう。
しかし自分たちはナミに誘われた店に向かっているのだからと、ゾロは無言で手の一つも振って通り過ぎようとした。
「ああ!お誘いありがとう、レディ。」
ゾロは思わずぽかんとして足を止めてしまった。
もちろんゾロよりも先にサンジの足は止まっている。
「こんなかわいいレディに声をかけてもらうなんて!きっと素敵なお店なんだろうなあ。」
声をかけてきた居酒屋の女子店員の方をしっかり向いて、今にも手でも握りそうな勢いだ。
にこにこと満面の笑みで反応するサンジに、声をかけてきた女子店員のほうが一瞬たじろいだようだったが、それでも仕事を思い出したのかにっこりと笑顔を浮かべた。
「いいお店ですよ!安いし店内も広いし・・・。ええと、お兄さん・・・たちは、会社帰り?」
「そう、仕事が終わったところですよ、レディ。」
「あの、じゃあ、ぜひうちで飲んでいきませんか?けっこう料理もおいしいって評判で・・・・・」
営業トークだろう台詞を続けていた店員の語尾が微妙に曖昧になって消えていくのに、ゾロは不思議に思ってやり取りを続けていた二人を交互に見比べた。
相変わらず満面の笑顔で女子店員を見つめているサンジに対して、居酒屋店員の方は気がつけば頬の辺りを赤く染めてうつむき加減になっている。
そのくせ、ちらちらと視線を上げ下げして目の前の男の笑顔を見たりしているのだ。
なんだ、これ。
ゾロはあっけにとられて言葉も出ずに二人を眺めた。
勧誘トークの止まってしまった店員の女の子に向かって立つサンジは、自分よりもずっと背の低い彼女の顔を覗き込むように首をかしげた。
「どうかしたのかな、レディ。」
「あ。いえ・・・・・・。」
それまでの威勢のいいくらいだった営業トークは鳴りを潜めてしまった彼女は、もう耳まで真っ赤になってそれでもじっとサンジを見ている。
サンジはそれに気がついているのかいないのか、ますます笑みを深くしている。
「どうしたの?」
どうしたじゃねぇだろ!!
ゾロは心の中で力いっぱい突っ込んだ。
どう見ても女子店員はサンジの笑顔に見惚れたのか何なのか、とにかく照れてるかなんかして言葉も出せずにもじもじしているのだ。
そういう異性の反応に驚くくらい鈍いと言われ続けてここまで生きてきたゾロにだって分かるくらい簡単な構図だ。
「・・・・・おい。」
ゾロはとりあえずこの場を離れるためにサンジに声をかけた。
「あ?」
気の抜けたようなぞんざいな返事を返されて、ゾロが思わず眉を寄せる。
なんだかわからないが、何かが気に障った。ような気がしたのだ。
自分でも良くわからなかったのでそれは頭の中でスルーして、ゾロはサンジを促す。
「ナミたちが待ってる。行くぞ。」
「ああ、そうだった。」
思い出した、というように表情を変えたサンジは、向き合っていた女子店員に心持ち眉を下げたような笑顔を見せた。
女子店員のほうはもう目をそらすこともせずにぼうっとした顔でサンジを見上げている。
「ごめんね、レディ。今日は先約があったんだ。せっかく誘ってくれたのに縁がなくて。」
いえそんな、とかなんとか口の中で呟いている店員にもう一度にっこり笑って、サンジはひらりと手を振って見せた。
「また機会があったらお会いしましょう、レディ。」
ひらひらと指先を動かして、サンジはするりと歩き出す。
なんなんだこいつ、と呆然としたゾロは一瞬歩き出すのが遅れる。
とたん、サンジが「おい」と不機嫌な声でゾロを呼んだ。
「おいてくぞ、迷子。」
「てめぇ・・・・・・・。」
「ほら、ナミさんをお待たせしちまうだろうが。」
お前が言うかその口で!と一瞬イラッとさせられたものの、なんだか勢いに飲まれたような気分でゾロはサンジの隣へと足を速めた。
なんだ、こいつは。
カフェにいた時とはまったく違うその行動と雰囲気に、ゾロはちょっと混乱して隣に立つ男をちらりと眺めた。
たまたまか。たまたまあの店員が好みのタイプだったとか、そういうことか。
それならばまあ分からなくもない・・・・・と言えなくもないか、とゾロは無理やり自分を納得させようとした。
そしてふと女子店員の反応を思いだす。あの店員にとってもこのコックは好みのタイプだったということだろうか。
まあ、整った顔だと言えなくもない、とコックの外見に対してゾロは心の中で感想を纏めてみる。
夜の繁華街のまぶしいくらいの照明の中で、サンジの金の髪がきらきらと光る。
そういや目が青かったな。
背は自分と変わらない。まあ長身といえるくらい。
長年続けている剣道のために筋肉のついた自分に比べたら細身だろうが、かといって脆弱な感じはしない。
大雑把に印象を纏めながら、あのくらいの女の子から見たら「かっこいい」と言われる範囲に入るんだろうか、確かにスーツの色合いもコイツの髪や目によくあっているみたいだし、とぼんやりと思いながら、でもなにか訳の分からない違和感のようなものに襲われそうになって、ゾロはむりやり思考を中断させる。
とにかく今はナミたちの待つ店に行かなくては。
ナミがうるさいからとか言うことだけでなく、ゾロは人を待たせるのが好きではなかった。
人としては当然の礼儀であるだろうが、幼いころから剣道を続けてきて礼儀作法には人一倍気を使うようになっているのだ。
それに、ゾロにとっては誠に心外ながら、今日はこのコックがいるから迷わずに着くと思われているだろう。
そんなことを考えて無言になっていたゾロの隣をサンジは火をつけていない煙草を咥えて歩いている。
スーツのスラックスのポケットに手を突っ込んで、いささか行儀の悪いような姿勢で。
その横顔がちょっと楽しそうに綻んでいるのに気がついて、ゾロはなんとなくサンジから目をそらした。
本当に良く笑う男だ。
そして、なんだかよく分からない男だ、とサンジの印象を結論付けようとしていたゾロは、数歩進んだ先でまたしても唖然とさせられることになったのだ。
思い返しても謎だった。
ゾロは無言で生ビールのジョッキを勢いよく傾けた。
「あら、いい飲みっぷりねー、相変わらず。」
お代わり頼むわよーというナミに「頼む」と答えて、ゾロはふうっと息をついた。
向かいに座ったサンジはといえばまだ最初のジョッキが半分も減っていない。あまり飲まないタイプなのか。
4人の囲んでいるテーブルの上にはナミとウソップが先に頼んでいたらしい料理がいくつか並んでいた。
刺身とか冷奴とか、つまみの定番といった感じのメニューだ。
そんな料理を前にウソップがこの店の説明をサンジに聞かせている。
「な、うまいだろ。」
「ああ、新鮮で言うことないなあ。」
「なー、そうだろ。俺はさ、あんま量飲めないから食い物もうまいこういう店だと嬉しいんだよー。」
「なに、お前あんまり飲めないの?もうジョッキ空けてるじゃねぇか。」
「やー、ビールくらいは飲めるけどよ。この二人には付き合えないって。」
そんなことを言って、ウソップはゾロとナミを指し示す。
首をかしげているサンジにウソップがわざとらしく声を潜めて内緒話のような体裁を取ってサンジに告げる。
「お前、絶対こいつらに飲み比べとか誘われても断れよ。カモにされんぞ。」
「えぇ?マジでか。」
「おう。いったい何人のか弱い一般人がこいつらに飲みつぶされて被害にあったことか。」
「ちょっとウソップ、丸聞こえよ。失礼ね。」
「ああ、ナミさんったらお酒も強いなんて、本当に何もかもが完璧な人だ。素敵だなあ。」
へらっとサンジが笑ってナミを見る。
その笑顔が、ゾロに嫌でもこの店までの道中をもう一度思い出させた。
この店に着くまでのたった数分のはずの道のりの間に、結局30分近くの時間がかかった。
もちろんゾロが道に迷ったわけではない。
サンジのせいだ。そうだ、なにもかも。
繁華街のメインストリートを歩いていたのだから、あの後も二人は何度も何度も色々な店の店員に声をかけられた。
その度にサンジは立ち止まって相手をするのだ。しかも女性限定で。
チェーン店のような居酒屋の店員が多いから、年齢は比較的若い。けれど他人の容姿にあまり興味のないゾロから見ても、彼女たちの容姿はまちまちだった。
なので、最初に声を掛けてきた店員がサンジの好みだったのか、というゾロの想像はあっさり覆された。
そして、お決まりの営業トークで二人の気を引こうとしてくる彼女たちは、二言三言サンジと会話をするうちに、もれなく真っ赤になってぼうっと彼に見蕩れることになっていた。
サンジの対応は最初の彼女のときとほとんど変わらないものだったが、第三者から見たらふざけているような言葉やテンションに見えて、しかしじっと相手の目を見てにこにこと笑うというのが気が付くと相手の女性店員の気持ちを惹き付けているものらしいと、最後のほうは半分あきらめて傍らでやり取りを見ていたゾロには想像できた。
だから無闇に笑うな、お前は。
何度その言葉がゾロの脳裏をよぎったことか。
結局それを口に出して言うことはなかったものの、ゾロが「ナミが待ってる」と言い、サンジが「縁が無くてごめんね」と彼女たちに告げるという、まるでなにか取り決めでもしていたのかと首をひねりたくなるような同じ展開を繰り返して、ゾロとサンジはようやくこの店に辿り着いたのだった。
謎だ、この男は。
ゾロはちらりと向かい側のサンジを見やった。
黙々と飲み続けているゾロを無視するように、三人は盛り上がって会話をしている。
会話の中心はナミだ。というか、ウソップがどんな話を振っても、サンジが全ての話をナミに振るのだ。
ナミと話がしたいということか。
かといってウソップを邪険に扱っているというわけでもない。
ナミは別に口の重いほうではないが、この年頃の女性としては自分中心に会話を進めたりしないタイプの人間だ。
と、職場のほかの人間を交えて飲みに言った後で他の同僚に言われてゾロは知ったのだが。
「あの年頃で自分に自信がある女の子なんて誰と一緒いたって自分の話ししかしないもんなのよ」とそのゾロたちよりも少し年上のベテラン女性社員が言っていたのを思い出す。
その社員はナミの機転の利く会話運びや、さりげなくその場の空気を読めるところを気に入っているらしかった。
今も、サンジが何かとナミに話しをさせようと言葉を向けるのに、そっけなくならない程度にサンジの言葉に答えて返しながらも、「三人の会話」に話の流れを戻している。
そしてサンジも会話を始めてすぐにナミのそういうところに気が付いたらしく、ちゃんと三人での会話を楽しんでいるようだった。
飲み続けるばかりのゾロは、あっという間に蚊帳の外だ。
けれど、ナミとウソップがまったくそれを気にしている様子ではないので、サンジも特に無理してゾロを会話に引き入れようとはしてこない。
そういうところを見ると、やはりこのコックは頭の回転が速いタイプなのだと、ゾロは改めて思った。
だからこそ、先ほどの通りすがりの女の子たちとのやり取りが腑に落ちなくて仕方ない。
なんなんだ。ただの女好きなのか。
そう思ったりもしたが、かといってサンジは相手の女の子たちがどんなにサンジの容姿にぼうっとなっている様子を見せても、たとえば名前を聞くだとか連絡先を渡そうだとかいうようなことは一切しなかった。
本当に女好きなのだったら、それくらいはしそうなものだ。
それに、あれだけ相手の女の子たちが夢中な様子でサンジを見つめているのに、肝心なサンジ本人はそれを意識しているようにはまったく見えなかった。
相手の女の子に向かってニコニコと笑いかけて優しい言葉をかけ続けながらも、だからといって相手がそれにどう反応しているかにはあまり関心が無い様にすら見えるほどだった、とゾロは内心で不思議に思う。
さすがに通りすがりの相手ではないナミにはまったく違う態度のようだが。
テーブルにまた料理が運ばれてきた。ウソップが好きな鳥のから揚げだ。この店オリジナルのスパイスを混ぜ合わせた塩を付けて食べるのが旨いのだとサンジに説明してやっている。
オリジナルのスパイスときいて、サンジがちょっと身を乗り出して皿を覗き込んだ。そういうところが気になるあたりは、やはり料理人ということか、とゾロは思った。
ちょっと真剣な眼差しになって、ウソップに言われるままにスパイスを舐めてみたりしている。
いつもそういう顔してりゃいいんじゃねぇのか。
漠然とそんなことを思いながら、いや、別にこいつがどんな顔してても俺には関係ないだろうと、内心で否定してみる。
それでも視線はなんとなくサンジの様子を追ってしまうのが、ゾロにも不思議で仕方なかった。
まだ知り合ったばかりで、こいつの何も知りはしないのに。
なぜこんなにこのコックのことばかり考えているのか分からない。
スパイスの話で盛り上がっているサンジたちを見ながら、ゾロは2杯目の生ビールを飲み干す。
ちょうど通りかかった店員に日本酒に変えるとオーダーをしてから、ゾロも料理に手を伸ばしたのだった。
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百貨店 第6話です。
ようやく飲み屋さんに着きました。
舞台にした飲み屋さんは、私の行きつけの居酒屋です。
小さなお店なんだけど、お酒もお料理もすごく美味しいんですよ。
オリジナルのスパイスを付けて食べるから揚げは、予約しておかないと食べられないお気に入りのメニューなのです。
・・・・・・・って、内容には関係ないネタですみません。
続きはできるだけ近日中に!!